13(古い属名で3B)族に属する典型金属元素(推定)の超アクチノイド元素。
まず、米国立ローレンス・リバモア研究所とロシアのドブナ原子核共同研究所(JINR)の共同チームが、モスクワ郊外にある粒子加速装置で243Amに48Caイオンを衝突させるという方法で作りだしウンウンペンチウム(Uup)と共に発見されたと発表された。
製法は243Am+48Ca→287Uup+4nまたは288Uup+3nで、Uupがα崩壊しUutが生じた。
存在時間はUupが90ms、Uutが約1.2秒(1.39cBeat)で、Uutもまたα崩壊しUuuとなる。この研究結果は2004(平成16)年2月1日付の米国物理学会発行の雑誌 "Physical Review C" に掲載された。但しデータが不十分で、命名権は与えられていなかった。
その後、今度は日本の埼玉県和光市にある理化学研究所の森田浩介先任研究員らの実験チームにより、線形加速器RILACで209Biに70Znイオンを衝突させるという方法で2004(平成16)年7月23日18:55(@454)に作り出され、9月28日に発見が発表された。
製法は209Bi+70Zn→278Uut+nである。
秒間2.5兆個の亜鉛を80日間連続で計1700京回ビスマスに衝突させ、たった一つだけ合成された278Uutは、次のように変化した。
これらの観測結果から、この崩壊連鎖は278Uutからのものであると結論付けられた。
また同方法による実験で、2005(平成17)年4月2日未明にも再びUut 1個が確認された。
この元素の命名権は日本に与えられる可能性が高く、名前候補としては、100年前に果たせなかったニッポニウムの他、ジャポニウム、ジャパニウム、リケニウムなどがあるらしい。