カリニ肺炎

読み:カリニはいえん
外語:PCP: Pneumocystis carninii Pneumonia
品詞:名詞

病原体ニューモシスティス・カリニにより引き起こされる肺炎。AIDSなどにより免疫力が弱まったときに発症する。

具体的な症状としては、発熱、倦怠感、息苦しさ、乾性咳がある。

病原体ニューモシスティス・カリニの感染によって起こる。かつてこの病原体はカリニ原虫とも呼ばれたが、昨今では原虫(原生生物)か真菌かで議論が分かれている。

カリニは環境中に常在する微生物であり、体内への侵入を防ぐことは不可能である。

通常は日和見感染となり、発病はしない。しかし、免疫力が弱まったときに発病する。AIDSなどで免疫力が弱まっている場合の予防には薬剤が使われる。

薬物治療

カリニ肺炎は治療可能な疾病であるため、例え重篤であっても、集中治療をするだけの価値があると考えられる。

治療は主に抗菌剤により行なわれる。第一選択薬はST合剤。副作用で服用が継続困難になった場合は、ペンタミジンに切り替える。最初は点滴、それが継続困難であれば次は吸入に切り替える。

症状が重い場合は、副腎皮質ホルモンも併用する。

入院

基本的には入院治療となり、可能な限り個室入院とされる。

患者が病室から出るときにはマスク着用が推奨されるが、呼吸困難になるため、出来るだけ出歩かないことが望ましい。