キムチ

読み:キムチ
外語:김치 朝鮮語 , kimchi
品詞:名詞,@食品

朝鮮漬けとも呼ばれる朝鮮の代表的な漬け物。乳酸菌醱酵食品。日本の食品分類では品名が「塩漬け」となる。

白菜などの野菜に、薬念(양념(ヤンニョム))と呼ばれるタレ(唐辛子や海老のだし汁、塩辛、山菜や魚介類など)を入れて漬け込んだもの。

日本のキムチ風浅漬け

国産のキムチは製造方法が本場物とかなり違っている。即席で量産できたり、時間がたっても日本人の嫌う酸味が増えないような方法で作ったりしているからである。

このようなものは大抵、品名が「しょうゆ漬け」となっている。

支那産キムチと、その問題

さらに、昨今では支那産の安価なキムチも多く出まわるようになった。味は朝鮮産より落ちるとされるが、朝鮮産のほぼ半額と比較にならないほど安い。

このため、日本のみならず、朝鮮でも支那産キムチが多く出まわっているそうである。しかし大量の寄生虫が含まれることが明らかとなり、大問題となっている。

朝鮮食文化の代表

キムチは朝鮮食文化の代表である。それ以外に他国に自慢できる特徴的な食文化は見られないことから、唯一の食文化ともいえる。

しかし白菜は支那より伝わり、唐辛子は日本より伝わったものであることから、本当の意味で朝鮮起源ではない。

キムチがどの文化圏に属するかと言えば支那と日本の文化となり、残念ながら朝鮮文化ではないが、それでも朝鮮を代表する食品である事実は揺るがない。

起源

この食品の元祖は、古く朝鮮において沈菜(심채(シムチェ))と呼ばれた食品である。

これは白菜を塩水に漬けたもので、大陸より伝わったものと考えられる。

これが現在の名キムチの語源となったが、キムチは朝鮮語の固有語であるため漢字で書き表わすことはできない。沈菜という名は、白菜を塩漬けにした際に野菜が沈むことから付けられたようである。

発展

白菜の塩漬けはその後、葫(にんにく)や塩辛によって味付けされるようになり、より美味しいものとなった。

そして遂に唐辛子が朝鮮に持ち込まれ、現在のキムチとなったのである。

一説によると、唐辛子は豊臣秀吉の対支那戦略における文禄の役(朝鮮出兵)の際に、日本より持ち込まれたとされる。しかも、唐辛子は防寒のため足袋の中に入れたもので、使用済みを日本兵が朝鮮で捨て、それを朝鮮人が拾って食べ始めたことが朝鮮における唐辛子食文化の起源とされる。