生薬系風邪薬である漢方薬の甘草の主成分。単にグリチルリチンとも。
分子式C42H62O16、分子量822.94。CAS番号1405-86-3。
甘草はマメ科の植物で、支那西部から欧州に掛けて自生し、漢方薬としてはこの薬草の根を消炎や解毒薬として用いる。このため支那語ではグリチルリチン酸を甘草酸という。
咳や咽頭痛に効果があるが、また同時に砂糖の150〜250倍の独特の甘味を持つトリテルペン系配糖体(サポニン)でもある。ノンカロリーだが酸性に弱いため、清涼飲料水には使いにくい。
抗炎症以外に、胃液分泌の抑制と消化器潰瘍の治療、抗アレルギー、肝機能増強、解毒などにも使われる。