コペルニシウム

読み:コペルニシウム
外語:Cn: Copernicium 学名 , Copernicium 英語 , Kopernicium ドイツ語 , Copernicium フランス語 , Copernicio スペイン語 , Коперниций ロシア語 , أنون بيوم アラビア語 , 台灣正體 , Kopernici/o エスペラント
品詞:名詞

超重元素の一つ。仮名ウンウンビウム(Uub)。

目次

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: [285]
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、3d10、4s2、4p6、4d10、4f14、5s2、5p6、5d10、5f14、6s2、6p10、6d1、7s2
    • [Rn]5f14、6d10、7s2
  • 電子殻: 2、8、18、32、32、18、2
  • 原子価: (該当資料なし)
  • 酸化数: (該当資料なし)

物理特性

  • : 液体(推定)(理由は後述)
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • 密度: (該当資料なし)
  • 比重: (該当資料なし)
  • CAS番号: 54084-26-3
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 水への溶解性: (該当資料なし)

同位体

安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。

同位体天然存在比半減期崩壊崩壊後生成物
277Cn α崩壊273Ds
280Cn1秒自発核分裂(SF) 
α崩壊276Ds
283Cn4秒α崩壊279Ds
自発核分裂(SF) 
285Cn約30秒α崩壊281Ds

この元素は水銀と同じ12族に属する。

周期的な特性(s軌道の閉殻性)により単体は水銀より更に揮発性であると予想されており、もって常温常圧では液体であると考えられている。但し融点を観測するだけの量と半減期がなく、現時点では観測できていない。

安全性

適用法令

  • 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
    • 放射性同位元素
  • 試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

ドイツ

1996(平成8)年2月9日、ドイツのヘッセン州ダルムシュタットの重イオン科学研究所(GSI)の加速器で、208Pbに70Znイオンを衝突させるという方法で作りだされた。

製法は208Pb+70Zn→278Cn→277Cn+nである。

277Cnの半減期は、一説には約240msだったとされる(資料なし)。

その後

その後も、PbにZn、あるいはUにCaを衝突させるなどの方法で次々と作り出され、その兆候が研究された。

日本の理化学研究所も追試に参加している。

命名権

この元素の命名権はドイツのGSIに与えられた。GSIは地動説を提唱したポーランドの天文学者コペルニクスにちなみ、コペルニシウム(Copernicium)を元素名として提案した。

そして、コペルニクスの誕生日1473年2月19日(文明5年1月22日)にちなみ、IUPACが2010(平成22)年2月19日に命名を発表した。日本化学会も、2月26日までに正式和名を「コペルニシウム」に決定した。

(未確認)

用語の所属
元素
放射性元素
典型金属元素
超ウラン元素
超重元素
CN
関連する用語
水銀

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