サッカリン

読み:サッカリン
外語:saccharin
発音:sǽk(ə)rin
品詞:名詞

安息香酸スルファミド。トルエンを原料とする人工甘味料。Ira Remsen(アイラ・レムセン)により発見された。甘味が砂糖の200〜500倍程度あるが、苦味もあるため他の甘味料と併用されることが多い。

分子式C7H5NO3S。分子量183.19。CAS番号81-07-2。

サッカリン
サッカリン

かつてはチクロと共に一大栄華を誇ったが、発がん性の疑いがあることが分かり、1973(昭和48)年に使用禁止になった。

しかし後の研究により、発がん性の疑いは殆ど心配無いことが明らかとなり、現在は制限つきで再認可されている。が、それでも人工甘味料の中では比較的毒性が高いとされていて、成人でも毎日5〜25g摂取すると数日で下痢や胃酸過多などの症状を引き起こす。

FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は一日許容摂取量(ADI)を0〜5mg/kg体重/日に設定している。

消化器管からの吸収速度が速く、経口投与後直ぐに血中濃度が最高に達する。酸性条件下では非イオン型が多くなり、吸収されやすい。

サッカリンは殆ど水に溶けないため、主にチューイングガムで使われた。このナトリウム塩であるサッカリンナトリウムは水溶性であるため、一般にはナトリウム塩が使われている。

ちなみに、この甘味料がかつて砂糖の代わりに頻用されたのは、砂糖より安価であったためである。