サーミスタ

読み:サーミスタ
外語:thermister
品詞:名詞

半導体温度素子。半導体の温度特性を利用して温度を計測できるようにしたもので、温度変化により抵抗値が変化することを利用し、温度センサに使われる。種類により温度係数が正のものと負のものがある。

サーミスタは、NTC(negative temperature coefficient thermister)、CTR(critical temperature coefficient thermister)、PTC(positive temperature coefficient thermister)に分けられる。

一般的なのはNTCであり、マンガンコバルトニッケルなどの金属酸化物を焼結して作られる。このタイプは温度が上がると温度に応じて抵抗値が下がる性質(負の温度係数)を持ち、この性質を利用して温度センサを作る。

CTRは酸化バナジウムなどを素材としており、一定の温度(これをキュリー温度という)を超えると急激に抵抗値が下がる(負の温度係数)特徴がある。PTCはチタン酸バリウムなどを素材としており、CTRとは逆に一定の温度を超えると急激に抵抗値が上がる(正の温度係数)。この二つは特定の温度を超えたことを検出するセンサーに用いられる。

常温域(0〜150℃程度)において手軽に使えることから、家電機器の温度計測に多く用いられている。因みにパソコン用CPUのPentium Ⅲなどにも内蔵されており、チップの温度管理に利用されている。