シリマリン

読み:シリマリン
外語:silymarin 英語
品詞:名詞

マリアアザミやオオヒレアザミの種子に含まれるフラボノイド(フラボノリグナン)の複合体。肝臓に良いとされている。

目次

シリマリンとはマリアアザミ種子の抽出物のことをいい、従ってそれは単一の物質ではない。

フラボノリグナンだけでも、次のようなものを多く含む。

  • シリビニン (silibinin)
  • イソシリビニン (isosilibinin)
  • シリクリスチン (silicristin)
  • シリジアニン (silidianin)

ヨーロッパでは、古くより肝障害に効果のあるとし、肝臓薬として利用されてきた。

実際に、幹細胞保護作用、肝機能改善作用などが確認されており、医薬品として有効性があることが判明している。

ただ、多くの場合は医薬品ではなく健康食品、ハーブとして市販されている。安全性については保証がないが、過剰摂取による副作用が指摘されているため、商品に記載されている用法用量を厳守するべきである。

妊娠中、授乳中の安全性についても不明点が多いため避けるべきである。

また、マリアアザミはキク科植物なので、キク科植物アレルギーの場合も注意が必要である。

用語の所属
フラボノリグナン
フラボノイド
関連する用語
肝臓

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club