スタットコール

読み:スタットコール
外語:stat call 英語
品詞:名詞

(病院内での)緊急召集。

目次

救急車で運ばれてきた患者の容態が救急隊の説明と異なり想定以上に重篤だった場合や、入院中の患者の容態が急変した場合など、科は不問でとにかく医師・看護師が必要な場合になされる院内全館放送である。

病院によって呼称は異なり、例えば「99番」や、主として緊急救命室(ER)が使う「コードブルー」などがある。

状況

医師を指名してのお呼び出しは、理由の説明から始まって納得を得る必要があるが、患者の病態が不明なままでは難しいことも多い。

しかしスタットコールは緊急招集なので、診察中であるなど、特別な理由がない限り、行かないことは許されない(という空気が流れている)。医師・看護師の他に、事務も状況把握のために駆けつけることが多い。

当然、様々な科の医師が集結するため、患者の病態と無関係なこともあるが、患者の病態が不明な状況では、多くの科が集まることに損はない。おおむね、外科、循環器科、麻酔科といった手練れの医師が率先して処置をし、遠くから不慣れな医師が見守るような状況が多い。

大学病院などでは、新米医師も多いので、先輩医師の救急蘇生などを見る貴重な機会であるとともに、あわよくば手伝って経験を得たい、という場でもある。

関連

病院では「コード○○」というコードで全館放送する例が多い。

これらは病院ごとに異なるが、例えば次のようなものが使われることがあるとされている。

以下は、病院によって意味が異なることが多いコード。

  • コードイエロー
    • 救急室の混雑 (手の空いた医師への応援要請)
    • モンスターペイシェント(モンスター患者)発生
    • 緊急事態発生
  • コードグリーン
    • 救急室に重症の外傷患者が搬送された状態
    • テロなどによって、多の死者が出そうな状況
  • コードゴールド
    • 脳死ドナー(臓器提供者)の発生
関連する用語
コードブルー
コードホワイト

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