スペクトル型

読み:スペクトルがた
品詞:名詞

恒星の分類方法の一つで、恒星の色、より正確にはスペクトル線の種類と強さによって分類するもの。現在はハーバード式分類法によるものが一般に使われている。

一般には(青)O-B-A(青白)-F(白)-G(黄)-K(橙)-M(赤)-L-T(暗赤)と分類するが、化学組成により、GからはR-Nが枝分かれし、KからはSが枝分かれすることもある。

星の色は表面温度を如実に表わす。O型は30000〜50000Kにもなり、青い。B型は10000〜30000K程度で青く、A型は75000〜10000Kで青白色、F型は6000〜7500Kで白、G型は5300〜6000Kで黄色、K型は4000〜5300Kで橙色、M型は3000〜4000Kで赤、L型は1300〜3000Kで暗赤、T型は750〜1000Kで暗赤となる。LとTは恒星ではなく褐色矮星と呼ばれる天体を表わす。

O型は電離ヘリウム、高電離の酸素、窒素、炭素の線が見られる。

B型は水素のバルマー線が見られ、中性ヘリウム線(HeI)はB2で最強。

A型は水素のバルマー線がA0で最強。電離金属線も強くなる。

F型は水素のバルマー線が弱まりCaⅡ(H,K線)が強まる。金属線が目立つ。

G型は水素線は目立たず、CaⅡ(H,K線)が最強。CH分子帯(G帯)が強まる。

K型はCaⅡ(H,K線)が幅広く、中性金属線は重なり合う。

M型は中性金属線が強い。TiO分子の吸収帯が最も強いのが特徴。

L型は水素化金属や中性金属の吸収帯が強い。TiOやVOは殆ど見られない。

T型は木星のようにメタン(CH4)のバンドが強い。