炭素の同素体の一つ。結晶系は等軸晶系。融点3500℃程度、沸点5000℃程度。CAS番号は7782-40-3。
炭素(C)がσ結合により連なった結晶である。屈折率が2.439と高く、カットの形状によっては素晴らしい輝きを放つ宝石の王様。4月の誕生石。
名前はギリシャ語の "Adamas" (侵せない)を語源としている。その名の通り、モース硬度10と天然の物質では最も硬く、薬品にも侵されにくい。但しダイアモンドはダイアモンドによってカットすることができ、また高温では化学反応することもあり、更に燃える。
その硬さからレコードプレイヤー用の針の材料にも使われる。ただ、幾ら硬いとはいえ、所詮は炭素。加熱すれば燃えてしまう。但し同じ炭素でも同素体の黒鉛とは違い電気電導性がなく不導体である。
宝石としてのダイアモンドは、4C‐カラット(carat:重さ)、クラリティー(clarity:透明度)、カラー(color:色)、カット(cut:研磨)の細かい4つの基準で価値が決まる。ダイアモンドは実は鉱物としての資産価値はなく、売値はカッティングやデザイン代がほとんどを占めている。全てのダイアモンドはデビアス社が流通を独占管理しており、価格はデビアス社が決めている。