4族(チタン族)に属する金属元素。通称「チタン」。
安定同位体は五つある。
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊の種類 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 44Ti | ‐ | 60年 | EC崩壊 | 44Sc |
| 45Ti | ‐ | 3.05時 | β+崩壊 | 45Sc |
| EC崩壊 | 45Sc | |||
| 46Ti | 8.25% | 安定核種(中性子数24) | ||
| 47Ti | 7.44% | 安定核種(中性子数25) | ||
| 48Ti | 73.72% | 安定核種(中性子数26) | ||
| 49Ti | 5.41% | 安定核種(中性子数27) | ||
| 50Ti | 5.18% | 安定核種(中性子数28) | ||
| 51Ti | ‐ | 5.79分 | β−崩壊 | 51V |
1795(寛政7)年にドイツのクロップロートが発見したとされるが、1790(寛政2)年にイギリスのグレゴールが発見したとする説もある。
英名Titaniumは、ギリシャ神話の巨人「Titan」(ティタン)が語源である。
強度、耐薬品性、耐磁性などに優れ、また比重もアルミと鉄の中間と比較的軽いため航空材として発達し、また酸化チタンは光触媒として使われた。
価格が非常に高く、民生品にはあまり利用されていなかったが、チタニウム合金として使用することで価格が抑えられるようになった。
金属アレルギーのおきにくい金属と言われ、医療機器や、メガネのフレームなどによく用いられてきた。
近年の民生利用としては、薄型のノートパソコンの筐体としても定着してきた。但し、チタニウムには熱伝導性が悪いという問題があり、放熱に課題が残る。
チタン合金として様々なものが使われている。
SFの世界でも、架空の超金属として「ルナ・チタニウム合金」(ガンダリウム)などがある。