ノーベリウム

読み:ノーベリウム
外語:No: Nobelium 学名 , Nobelium 英語 , Nobelium ドイツ語 , Nobélium フランス語 , Nobelio スペイン語 , Нобелий ロシア語 , نوبليوم アラビア語 , 大陸簡体 , 台灣正體 , Nobeli/o エスペラント
品詞:名詞

金属元素の一つ。超ウラン元素の一つ。

目次

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: [259]
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p6、3d10、4s2、4p6、4d10、4f14、5s2、5p6、5d10、5f14、6s2、6p6、7s2
    • [Rn]5f14、7s2
  • 電子殻: 2、8、18、32、32、8、2
  • 原子価: 2、3
  • 酸化数: 0、+2、+3

物理特性

  • : 固体
  • 融点: (該当資料なし)
  • 沸点: (該当資料なし)
  • 密度: (該当資料なし)
  • 比重: (該当資料なし)
  • CAS番号: 10028-14-5
  • ICSC番号: (登録なし)
  • 水への溶解性: 溶けない

同位体

質量数は、250から262、一説では264までが確認されており、その中に核異性体も存在する。

安定同位体は存在しない。全ての同位体が放射性同位体である。

崩壊の種類については一例。これとは異なる崩壊をすることもある。263Noと264Noについては情報の信憑性に難があるため注意。

同位体核種天然存在比半減期崩壊確率(%)崩壊後生成物
250No 自発核分裂(SF)  
251No α崩壊 247Fm
自発核分裂(SF)  
252No α崩壊 248Fm
自発核分裂(SF)  
253No1.7分α崩壊80249Fm
β+崩壊20253Md
254No48秒α崩壊90250Fm
β+崩壊10254Md
自発核分裂(SF)0.17 
255No3.1分α崩壊61.4251Fm
β+崩壊28.6255Md
256No α崩壊 252Fm
257No25秒α崩壊 253Fm
258No 自発核分裂(SF)  
259No58分α崩壊78255Fm
EC崩壊22259Md
自発核分裂(SF)  
260No 自発核分裂(SF)  
261(未発見)
262No 自発核分裂(SF)  
263No20分自発核分裂(SF)  
α崩壊 259Fm
264No1分α崩壊 260Fm

詳細は定かではない。

イッテルビウムに化学的性質が類似するという信憑性不明の説がある。

安全性

適用法令

  • 放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律
    • 放射性同位元素
  • 試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の規定に基づき、線量限度等を定める告示

危険性

  • 引火点: (該当資料なし)
  • 発火点: (該当資料なし)
  • 爆発限界: (該当資料なし)

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

1957(昭和32)年、ストックホルムのノーベル研究所で、244Cm+13Cで生成されたと発表され、元素名をノーベリウムと命名した。しかし、その後の確認を取ることができず、この発見は認められなかった。

翌1958(昭和33)年、カリフォルニア大学バークレー校で、アルバート・ギオルソ(Albert Ghiorso)らにより発見された。製法は、246Cm+12C→254No+41n、である。

元素名については、先のノーベル研究所の提案がそのまま使われることになった。

不明。

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