こと座α星(αLyr)、3番星(3 Lyr)。「落ちるわし」の意。
七夕の織姫で、和名は織女星(しょくじょぼし)。
位置は2000年分点で赤経18h 36m 56.31s、赤緯+38°47′01.3″。
距離は25.103光年、年周視差0.12993″(ヒッパルコス衛星観測)。
実視等級0.03等、絶対等級0.58等、スペクトルA0Ⅴa型の青白い若い星。表面温度9600K。
半径は太陽の2.7倍。
カタログ番号HIP 91262、HD172167、HR7001、BD+38°3238。
UBVシステムにおける6つの指標星の一つである。
シリウス、カノープス、アルファ・ケンタウリ、アークトゥルスに次ぎ、全天で5番目に明るい恒星で、北天ではシリウスに次ぎ2番目に明るい星である。
地球の歳差運動のため、12,000年前にはこの星が北極星だった。
ベガは同様の恒星と比べて明るすぎる点や、異常に吸収される波長の光があることが知られていたが、これはアメリカのストニー・ブルック大学のピーターソン博士により、ベガは高速で自転しているためであることが示された。
光学干渉計による観測では、ベガは明るい極を地球方向に向け、遠心力で壊れる限界の93%もの超高速で自転していることが確認された。
また極は赤道付近よりも2400℃温度が高く、ここから、ベガの年齢は従来よりも老いている可能性があることが示された。
UBVシステムにおいては、標準的な恒星として6つの指標星の一つとなっているが、この認識は誤りであることが判明した。