銀白色の金属元素の一つ。
| 同位体 | 天然存在比 | 半減期 | 崩壊の種類 | 崩壊後生成物 |
|---|---|---|---|---|
| 169Lu | ‐ | 1.42日 | EC崩壊 | 169Yb |
| β+崩壊 | 169Yb | |||
| 170Lu | ‐ | 2.012日 | EC崩壊 | 170Yb |
| β+崩壊 | 170Yb | |||
| 171Lu | ‐ | 8.24日 | EC崩壊 | 171Yb |
| β+崩壊 | 171Yb | |||
| 172Lu | ‐ | 6.70日 | EC崩壊 | 172Yb |
| β+崩壊 | 172Yb | |||
| 173Lu | ‐ | 1.37年 | EC崩壊 | 173Yb |
| 174Lu | ‐ | 3.31年 | EC崩壊 | 174Yb |
| β+崩壊 | 174Yb | |||
| 175Lu | 97.41% | 安定核種(中性子数104) | ||
| 176Lu | 2.59% | >3.78×1010年 | β−崩壊 | 176Hf |
| 177Lu | ‐ | 6.71日 | β−崩壊 | 177Hf |
1794(寛政6)年、ヨハン・ガドリン(Johan Gadolin)によりストックホルム近郊のイッテルビー村で採取された鉱物から発見された。後にこの鉱物はガドリン石と呼ばれるようになり、またガドリンはこの元素にイットリアと命名した。
但し、このイットリアは実際には純粋ではなく、その後の研究により、最終的には九種類もの希土類元素が含まれていた。
まず1843(天保14)年、スウェーデンのモサンダーは、イットリアは三つの元素からなることを見出した。そこでイッテルビー村(Ytterby)の名を三分割し、それぞれにイットリア、テルビア、エルビアと命名した。そしてそれぞれに、イットリウム(Y)、テルビウム(Tb)、エルビウム(Er)の元素名が与えられた。
1878(明治11)年、スイスの化学者マリニャックは、エルビアが純粋でないことを見出し、新元素を発見した。元素名が地名だったので彼も地名にこだわるが、既に村名は三分割して使われている。そこで村名をそのまま使い、イッテルビウムと命名した。
しかし、このイッテルビウムも純粋では無かった。1907(明治40)年、フランスの化学者ジョルジュ・ユルバンにより、イッテルビウムは二つの元素からなることを発見した。そのうち一つはイッテルビウムとし、もう一つはユルバンの故郷パリの古称ルテチアからルテチウムと命名された。
具体的には、次のように単離されている。