三相交流

読み:さんそう・こうりゅう
外語:three phase A.C.
品詞:名詞

3本の電力線で伝送する交流のこと。

ドイツのAllgemeine(アルゲマイネ)社のドリヴォ・ドブロウォルスキーにより考案された。

それぞれ2/3π[ラジアン](=120°)位相がずれたものを対称三相交流、そうでないものを非対称三相交流という。

電気技師は単相交流と区別するため、この三相交流を「動力」と呼ぶことが多い。その呼称通り、工場設備の大型モーターを稼働する用途などに多く利用されている。

三相電流の特徴は、各線に流れる電流がそれぞれ消費電力の58%(1/√3倍)で済む点が挙げられる。

例えば、消費電力100kWの設備を考える。

家庭用電源AC100Vで実現しようとすると、100,000W÷100V=1,000Aとなり1,000Aの電流が必要になる。AC200Vにしても100,000W÷200V=500Aとなり500Aもの電流が必要となってしまう。

これを三相交流の200Vで実現しようとすると、100,000W÷200V÷√3≒288Aで、288Aの電流で済むことになる。電流が少なくなれば電線の径をその分小さくできるという利点がある。