二酸化炭素

読み:にさんかたんそ
外語:carbon dioxide , 二氧化碳 支那語(大陸・台湾) , karbon/a dioksid/o エスペラント
品詞:名詞

地球大気中に約0.03%含有し、生物の呼吸や火山の噴火、炭素の燃焼などにより大気中に放出され、植物の光合成によって消費される無機物。別名、炭酸ガス、無水炭酸。

常温常圧では無色の気体で、無臭。

固体はドライアイスである。

製法

工業的には石灰岩を加熱分解して得る。

かつては人間には無害と考えられていたが、現在では毒性が確認されており、有毒ガスとして扱われている。

酸欠を起こすだけではなく、二酸化炭素自体に毒性が確認されている。

安全性

危険性

  • 引火点: 不燃性 (情報源ICSC)
  • 発火点: 不燃性 (情報源ICSC)
  • 爆発限界: 不燃性 (情報源ICSC)

2000℃以上に加熱すると分解し、一酸化炭素を生じる。

強塩基やアルカリ金属と激しく反応する。

二酸化炭素中に金属粉塵を浮遊させ加熱すると、発火、爆発する。

有害性

高濃度の場合、窒息を招き、意識低下、最悪で死に致る。

代謝に影響を与えることがある。

  • 刺激
    • 腐食性: (該当資料なし)
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
  • 規制値
    • 一日許容摂取量(ADI): (該当資料なし)
    • 暫定耐用一日摂取量(PTDI): (該当資料なし)
    • 急性参照値(ARfD): (該当資料なし)
    • 暴露許容濃度(TLV):
      • 5000ppm (TWA/時間加重平均値) (資料: ACGIH 2004)
      • 30000ppm (STEL/短時間暴露限界値) (資料: ACGIH 2004)
    • 最大許容作業濃度(MAK):
      • 5000ppm、9100mg/m³、ピーク暴露限度カテゴリー:Ⅱ (資料: DFG 2004)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: (該当資料なし)

海水中には多くの二酸化炭素が溶け込んでおり、その一部が石灰岩となった。

古代の地球では大気中の二酸化炭素濃度は高かったが、石灰岩として固定化された結果、現在のような濃度になったと考えられている。

地球温暖化

二酸化炭素は地球温暖化の原因の一つと言われている。但し、この論には根拠がない。

海水中の二酸化炭素は大気温が上昇すると大気中に放出される。逆に大気温が下降すると海水に溶解する二酸化炭素量が増え、大気中の二酸化炭素濃度は下がる。

南極などの古い氷の調査でも、気温変動に僅かに遅れて二酸化炭素濃度変動が起こっていることが分かっている。このため二酸化炭素が温暖化の直接の原因かどうかは議論が分かれている。

気温上昇の原因の全てを二酸化炭素にしてしまうのも問題だが、できるだけ増やさない努力も重要、ということで現在は落ちついているようだ。

主な用途

消化器用の消火剤、ドライアイス製造などに使われる。