二つ半加算器を組み合わせた、繰り上がりを考慮した加算器のこと。
ディジタル回路の場合、加減算などの演算は常に二進数で行なわれ、その回路において、全加算器が用いられる。この全加算器とは、半加算器二つを組み合わせたものである。
まず、半加算器の場合は二つの結果を足す機能を持つ。ここで答えと繰り上がりが出力されるが、半加算器一個だけでは繰り上がりを更に足すことができない。
そこで、二つの結果を足すのに一個、その答えと繰り上がり桁を足すのに一個、合わせて二個あれば、一桁の計算が完全にこなせることになる。
このため、一桁を計算する回路を「全加算機」といい、その半分の機能を持つものを「半加算器」というのである。
そして例えば、8桁(8ビット)の加算機を実現するには、全加算器を8個(半加算器を16個)用意すれば良いことになる。
三つの入力(入力A・Bと、繰り上がり桁Ci)を受け、一桁の答え(S)と一桁の繰り上がり(Co)を出力する。
| 入力 | 出力 | |||
|---|---|---|---|---|
| A | B | Ci | S | Co |
| 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
| 0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
| 0 | 1 | 1 | 0 | 1 |
| 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
| 1 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| 1 | 1 | 0 | 0 | 1 |
| 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |