太陽系の準惑星である太陽系外縁天体(カイパーベルト天体)。かつては第9惑星とされていた。
確認されている衛星は3個。
2個の新衛星は、米ジョンズホプキンズ大応用物理研究所などのチームにより2005(平成17)年5月に発見され、2006(平成18)年2月23日付の英科学誌ネイチャーで発表された。
| 番号 | 衛星名 | 距離 | 半径 | 質量 | 発見者 | 年 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (Mm) | (km) | (kg) | |||||
| 1 | カロン (Caron) | 19 | 642 | クリスティー | 1978 | ||
| 2 | S/2005 P1 | ヒドラ (Hydra) | 64.5 | ジョンズホプキンズ大 | 2005 | ||
| 3 | S/2005 P2 | ニックス (Nix) | 49.5 | ジョンズホプキンズ大 | 2005 | ||
このうち、カロンは冥王星と共に準惑星に昇格となっている。
ちなみにニックス(Nix)は、夜の女神ニュクス(Nyx)のことである。しかしNyxは既に小惑星の名前として使われていたため、やむを得ずNixになった。
1999(平成11)年に「冥王星は惑星か否か」という議論が巻き起こり、既に惑星ではないという意見が圧倒であった。この時に「小惑星番号10000番にしてはどうか」という意見があったが、この時は附番が見送られた。
それから7年、遂に冥王星が準惑星に降格となり、付与された番号は非常に中途半端なものとなってしまったのである。
構成成分は現時点では不明。
約8割の岩石を主成分に、残りは氷などだと考えられる。大気成分もまた不明だが、近日点付近以外では凍っていると考えられる。
冥王星の軌道は黄道面に対して17°傾斜しており、離心率(楕円の程度)は全惑星中最大である。また、公転と逆方向に自転する逆行惑星である。
現在、大きな離心率、軌道が海王星の外側にある、などの条件から、天文学的見地からみて冥王星はカイパーベルト天体の一つであり、惑星では無いと考えられている。歴史的意味のみにおいて、惑星という扱いをされている。
冥王星を訪れた探査機は現在ないが、NASAにより探査機ニュー・ホライゾンズが送られた。
予定では、探査機は2015(平成27)年7月14日に冥王星に到着する。
1930(昭和5)年2月18日に、アメリカ・アリゾナ州ローウェル天文台の天文学者