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単相三線式

辞書:科学用語の基礎知識 電力編 (NPOW)
読み:たんそう・さんせんしき
品詞:名詞
2001/07/11 作成
2012/07/22 更新

三本一組の引き込み線で引き込まれる単相交流のこと。専門家は、これを「単三」と略して呼ぶが、乾電池のそれとは無関係である。

日本では、1980年代以降の家屋であるか、または既に40A以上の契約では、このタイプとなる。

分電盤アンペアブレーカーへ引き込まれた線の色が、白と黒との三色の場合、この単相三線式であると判断できる。

または、外の電力量計のメーター上に赤帯で白く「単3」と書かれていれば、単相三線式であると判断できる。

60Aまで

引き込み線の白線は中性線と呼ばれ、これは電柱上のトランス(柱上変圧器)の部分で対地アースされている。赤‐白の間に対地電圧100V、白‐黒の間に100V、そして赤‐黒の間に200Vの電圧がかかっている。

このため、線の取り方によって100Vまたは200Vが得られ、かつ60Aまでが利用できる。

次のような需要がある場合は、三線式にしなければならない。

  • 40A以上の電力を利用したいという場合
  • 100V 20A仕様のエアコン等を利用したい場合
  • 200V仕様のエアコンやIHクッキングヒーター等を利用したい場合

60A以上

もし60Aでも不足なら、東京電力なら従量電灯C関西電力なら従量電灯Bなど、それなりの契約にすることで、電流制限器(アンペアブレーカー)を使わず、主開閉器(通常はELB(電流制限器付漏電遮断器)を用いる)の容量で契約をする事ができる。

もしELBが80Aで200Vなら、80(A)×200(V)=16,000(VA)=16(kVA)となり、契約容量は16kVAになる。

この場合の「基本料金」は税別260円×(契約容量)なので(東京電力2006(平成18)年現在)、260円×16(kVA)=4,160円(税別)となる。

電力量料金単価は従量電灯A/B/C共に同額で、1kWh単位となる。第1段階料金から第3段階料金まであり、使えば使うほど単価が高くなりお得でない。

三線式の目的

電力線は、通常用いられる径の電線では一本あたり30Aまでとなっている。

それを超える場合は、100Vしか使わない場合でも三線式が必要となるわけである。

中性線を基準電位とし、二本ある電力線それぞれが30Aまでとなるため、総じて60Aと言うわけである。

バランスの考慮

屋内配線時には、エアコン・電子レンジ等の電力需要のバランスを考慮して行なう必要がある。

もし、黒‐白接続の100V配線系統と、赤‐白接続の配線系統での負荷が偏ると、それぞれの系統で電圧の不平衡が発生してしまうからである。

また、中性線切断時(これを欠相という)は著しく二系統の電圧に偏りを発生させ、機器を破損させる。これを防ぐために、「中性線欠相保護機能付きの漏電遮断器」の設置が推奨されている。

用語の所属

単相交流

関連する用語

単相二線式
アンペアブレーカー

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