土用

読み:どよう
品詞:名詞

五行思想における季節の一つ。

目次

五行思想では万物は木・火・土・金・水の五つの要素から成るとされる。

ここで季節を表わすに際し、に木気、に火気、に金気、に水気を当て嵌めると、土気が余ってしまう。

そこで、土気を四等分し、各季節の変わり目に割り当てることにした。これが土用である。

その昔は、立夏立秋立冬立春の前18日間が土用とされていた。

現在は黄道上の太陽位置から厳密に決められていて、次のように定義されている。

  • 春の土用: 黄経27°から45°(立夏)まで
  • 夏の土用: 黄経117°から135°(立秋)まで
  • 秋の土用: 黄経207°から225°(立冬)まで
  • 冬の土用: 黄経297°から315°(立春)まで

このように土用は各季節の終わりに存在するが、現在、一般的には夏の土用を指して言うことが多い。

夏の土用の丑の日にはを食べる風習がある。

用語の所属
季節
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黄経

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