塩素

読み:えんそ
外語:Cl: Chlorium 学名 , Chlorine , Chlor ドイツ語 , Chlore フランス語 , Cloro スペイン語 , Хлор ロシア語 , كلور アラビア語 , 氯 支那語(大陸・台湾) , klor/o エスペラント
品詞:名詞,@物質

17(古い属名で7B)族のハロゲン族に属する黄緑色の刺激性気体の典型非金属元素

基本情報

一般情報

原子情報

  • 原子量: 35.453(2)
  • 電子配置:
    • 1s2、2s2、2p6、3s2、3p5
    • [Ne]3s2、3p5
  • 電子殻: 2、8、7
  • 原子価: 1
  • 酸化数: −1、0、+1、+3、+5、+7

分子情報

単体ではCl2分子として存在する。

同位体

安定同位体は二つある。

  • 35Cl
  • 37Cl
同位体天然存在比半減期崩壊の種類崩壊後生成物
35Cl75.77%安定核種(中性子数18)
36Cl308,000年β崩壊36Ar
EC崩壊36S
37Cl24.47%安定核種(中性子数20)
38Cl37.24分β崩壊38Ar
39Cl55.6分β崩壊39Ar
40Cl1.35分β崩壊40Ar

殆ど全ての金属と化合する。猛毒で、漂白剤や殺菌剤として広く使われている。

水溶性で、液性は酸性。水溶液は強酸で、塩素の一部が水と反応し次亜塩素酸(HClO)となる。具体的には、以下の反応が起こるといわれている。これは塩基と激しく反応し、腐食性を示す。

Cl2+H2O→HCl+HClO

ヒトを含む殆どの生物に対して有毒だが、多くの生物にとって必須の元素でもある。

ヒトの場合、主に食塩から摂取され、成人では体内に約150gの塩素を持ち、これは胃液胃酸作りなどに使用される。

地球大気中の成層圏にあるオゾン層を破壊する主因も、この塩素である。

安全性

危険性

  • 引火点: 不燃性
  • 発火点: 不燃性
  • 爆発限界: 不燃性

有害性

  • 刺激
    • 腐食性: 眼、皮膚、気道に対して腐食性を示す。
    • 刺激性: (該当資料なし)
    • 感作性: (該当資料なし)
  • 毒性
    • 急性毒性: (該当資料なし)
    • 慢性毒性: (該当資料なし)
    • がん原性: (該当資料なし)
    • 変異原性: (該当資料なし)
    • 生殖毒性: (該当資料なし)
    • 催畸形性: (該当資料なし)
    • 神経毒性: (該当資料なし)
  • 規制値
    • 暴露許容濃度(TLV): 0.5ppm(TWA)、1ppm(STEL)

環境影響

  • 分解性: (該当資料なし)
  • 蓄積性: (該当資料なし)
  • 魚毒性: 水生生物に対して毒性が非常に強い。

1774(安永3)年にスウェーデンのCarl Wilhelm Scheele(カール・ヴィルヘルム・シェーレ)が発見した。

化学名の由来は、気体の色が黄緑であるため、ギリシャ語で黄緑色を意味するchloros(χλωρος = chlōros)から。