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天然

読み:てんねん
外語:natural , natur/a エスペラント
品詞:形容詞,名詞
2007/04/14 作成
2007/04/14 更新

人力が加わらず、自然のままで存在すること。いわゆる、「合成」「人工」「人造」の反義語。

天然を冠する商品などには、次のようなものがある。

不純物

天然の物質は、その名の通り天然にあるものである。

従ってその物質を抽出する場合においても、同時に存在する不純物を除去しきれない。合成品であれば、合成経路を工夫することで不純物を減らすことはできる。

実際の物質の主作用や副作用は知られていても、不純物の副作用などは無視されることが多いが、この不純物が良くない働きをすることもある。

天然という語の問題

日本では特に、天然のもの、つまり自然のものは健康に良いものだ、という誤った知識が悪徳業者によって植えつけられてしまっている。

例えば、「天然だから安心」「天然なので安全」「天然なので副作用がない」「天然なので体や自然に優しい」といった嘘が詐欺業者によって用いられるわけである。

現実

しかし現実はそうではない。一言で言うならば「自然は厳しいもの」だからである。

手がかぶれてしまう漆も、昔から毒殺に使われて来たトリカブトも、天然な上に植物性の毒物である。

ジャガイモの芽に含まれるソラニンなども、よく食中毒を引き起こす天然物である。

鰒の毒として有名なテトロドトキシンも、天然の毒である。また様々な毒茸も、天然の毒を含んでいる。

人類がどれだけ努力しても、自然の力には到底敵わない。現存する、合成のどのような毒物も、最強の天然モノには未だ遠く及ばないのである。

なお、何をもって最強のとするかは定義が様々であるが、下に参考を記す。

現在知られる最強の毒物はボツリヌス菌が作るボツリヌス毒素だと言われている。マウスでのLD50は0.3ng/kgである。

現在知られる最強の急性毒性を持つ毒物はマイトトキシンだと言われている。マウスでの最小致死量は0.17μg/kgである。

更に、現在知られる最強の発がん性物質は黴が作るアフラトキシンB1という毒素である。

いずれも、安心で安全で副作用がなく体や自然に優しいはずの天然物である。