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強力な二価の酸で、ほぼ全ての硫酸分子が硫酸水素イオンHSO4−と水素イオンH+に電離している。また、さらに一部の硫酸水素イオンは、硫酸イオンSO42−と水素イオンH+に電離している。
希硫酸は濃硫酸のように脱水作用、酸化作用、不揮発性、吸湿性といった性質はないが、代わりに電離したH+が多い電離度の高い強酸として振る舞う。つまり酸化力自体は濃硫酸が強いが、酸としては希硫酸の方が強い。
硫酸を水で希釈する場合、決して硫酸に水を注いではならない。必ず水の中に硫酸を注ぎ込むようにする。
これは、硫酸を水で薄めたときの溶解熱が非常に大きく(1molあたり95.3kJ)、硫酸に水を注ぐと水がいきなり沸騰し、その弾みで熱濃硫酸が飛んできて大変危険だからである。
水に入れる時も、かき混ぜつつゆっくり入れなければ危険である。できれば冷却しながら行なうことが望ましい。
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