常温核融合

読み:じょうおんかくゆうごう
品詞:名詞

常温で行なう核融合のこと。

それまでは(今でもだが)、核融合は高温高圧環境でしかできなかった。しかし、1998(平成10)年3月24日、アメリカ合衆国で二人の化学者、マーチン・フライシュマンとスタンレー・ボンズが「電気分解により核融合を起こした」と発表したことから、常温核融合を研究する時代が始まったのである。

この発表では、パラジウム白金を電極にして重水中で電気分解を行なって、大量の熱、トリチウム、ガンマ線を検出し、核融合が確認されたという。

現在では、重水素2分子を融合させてヘリウム4を作りエネルギーを取り出すという研究を行なっているが、実用化はまだまだ先のようである。

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