心神喪失

読み:しんしんそうしつ
品詞:名詞

精神障害などのため、己の行為の善悪が判断できない、あるいは行動を制御できない状態のこと。

目次

一般に「気違い」と呼ばれる。

実際の病気としては、統合失調症(精神分裂病)などが主である。

気違い特権

日本の刑法第39条では「心神喪失者の行為は、罰しない」とされており、心神喪失者の犯罪に対する処罰は刑法の対象外となっている。

しかし刑法以外に犯罪を罰する法律がないため、心神喪失と判定されたが最後、その犯罪者は無罪放免となってしまう(実際には一時的な入院=措置入院が強要される)。

また、報道などでも実名は伏せられる。

犯行時点で精神鑑定が行なわれていない状態でも、あきらかに「ヤバい」場合、精神鑑定に問題がないと判断されるまで実名が伏せられることもある。また当初実名が報じられていても、気違いと判明した後は実名が伏せられる。

これを俗に「気違い特権」という。

関連法整備

現実問題として、とても心神喪失とは思えないような者が心神喪失と判定されて無罪放免となり、措置入院→釈放とされるケースがあり問題視されていた。

そこで、心神喪失者に対する扱いを定める法律が作られることとなった。

用語の所属
精神障害
関連する用語
心神衰弱
気違い

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