他から力の作用を受けない限り、物体がいつまでも今の運動状態や静止状態を変化させない性質のこと。
慣性を実際に体験する一例として電車を考える。走行中の電車内でジャンプすると、着地地点はどうなるだろうか。実際に試してみても良いが、結果は、ジャンプした元の位置に戻るはずである。
さて、この電車は実際にはかなりの速度で動いていて、そして自分は停止しているつもりにも関わらず、着地地点は電車内で同じ場所、それはもとの位置とは現実には違っていることを、どう考えるべきなのであろうか。
アインシュタインの特殊相対性理論で考えると、答えは、電車に乗っている人も電車と一緒に移動しているから、となる。それは床に立っている時も、ジャンプ中であっても、電車の慣性に支配されており、電車と同じ速度で移動しているのである。これが "慣性" である。