注意欠陥/多動性障害

読み:ちゅういけっかん・たどうせい・しょうがい
外語:ADHD: attention deficit hyperactivity disorder 英語
品詞:名詞

先天性の機能障害(障礙)の一つ。衝動性、多動性、注意力障害を主症状とする疾患である。俗名 "のび太・ジャイアン症候群" で、このうちの "ジャイアン" が該当する。

衝動的で落ち着きが無く物事に集中出来なかったり(衝動性)、貧乏揺すりや早口で延々喋り続けたり(多動性)、注意力が欠如して、気が抜けていたり、意識が別次元に飛んで呼びかけられても気付かない(注意力障害)、といった症状が見られる。この行動特性から、家庭、学校、社会などに適応できない。

原因としては、前頭葉を始めとする脳の機能不全や、神経伝達物質の代謝異常などがある。

アメリカでは20人に1人がこの病気の潜在患者とされ、日本では司馬理英子の著書 "のび太・ジャイアン症候群" で初めて紹介された。

治療には主にリタリン(塩酸メチルフェニデート)が使われる。デプロメールやパキシルの兼用も効果があるようだ。

関連する疾病
注意欠陥障害
関連する器官等

前頭葉
神経伝達物質
関連する用語
リタリン
塩酸メチルフェニデート

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club