液体となったヘリウムのこと。概ね−270℃程度で液体となる。
超伝導や赤外線観測など、低温が求められる際の冷却に使われる。
液体ヘリウムは、大気圧下で約2.168[K]を境に二種類に分けられ、高温側を常流動ヘリウム(He Ⅰ)、低温側を超流動ヘリウム(He Ⅱ)という。常流動ヘリウム(He Ⅰ)は通常の液体と同様の性質を示すのに対し、超流動ヘリウム(He Ⅱ)は粘性が殆どなく、多孔質体内を無損失で流れるという特徴を持つ。これが発見される前は4.2[K]の液体ヘリウムがよく使われていたが、発見以降は2[K]以下のものがよく使われるようになった。
ヘリウムは宇宙全体では有り触れた元素であるが、地球では存在量がそれほど多くない。これは軽いため大気圏外に逃げてしまうためで、ゆえに若干高価であり、お値段は1Lあたり1000〜2000円程度である。一般に、液体窒素が同量の牛乳と、液体ヘリウムが同量のウィスキーと同程度の価格だと言われている。