特殊相対性理論

読み:とくしゅそうたいせいりろん
外語:special theory of relativity
品詞:名詞

アルベルト・アインシュタインが完成させた、物理学の理論の一つ。

1905(明治38)年6月30日、ドイツの物理雑誌Annalen der Physikに「運動物体の電気力学について」と題して発表した論文に由来する理論である。

光速度不変の原理と特殊相対性原理を理論的支柱とする。

この理論中最も有名なのが、公式E=mc2(E: エネルギー、m:質量、c:光速)である。

公式の魔力

公式E=mc2は、質量とエネルギーの相互変換が可能なことを示し、またエネルギーと質量が等価であるということを表わしている。

同時に、物質は質量に光速の2乗を掛けた分のエネルギーを潜在的に持っていることを示す。

古典物理学

この理論は、それまでの時間空間の概念を一変させてしまった。

ニュートン力学の限界を示し、ニュートン力学で説明できなかった事柄の説明を可能とした。

そしてこれにより、アインシュタイン以前の200年以上も不動の地位を保って来たニュートン力学を古典物理学としてしまったのである。

なお、量子論に基づく現代物理学においては、この相対性理論もまた古典の一つである。

ノーベル物理学賞

しかし、この理論はあまりにも高度過ぎ、当時の人間の理解の限界を超えていたため、実は彼はこれでは無い別の理論光電効果でノーベル物理学賞を貰ったという逸話がある。

光電効果は量子論における重要な発見ではあったが、彼の理論のうち歴史的かつ革命的な意義を持つのはE=mc2を示したこの論文「特殊相対性理論」である。現在でも、20世期最大の業績と呼ばれている。