13(古い属名で3B)族に属する黒色でかつ金属光沢を持つ元素。
「硼」の字が常用漢字から漏れたため、現在は「ホウ素」とも書く。化合物の日本語名は日本化学会の化合物命名法委員会によるものが正式だが、そこでは前述の理由により「ホウ素」となっている。
安定同位体は二つある。
半導体材料、ガラス原料、電気絶縁体などに使われる。
硼酸(ホウ酸)などが有名。
硼素は中性子をよく吸収する性質があり、原子炉の制御棒材料としても使われている。
他に、一連のボラン化合物(例えば水素との化合物は普通の共有結合よりもエネルギーの低い1/2価などのB-H結合がある)や、水素化硼素リチウムLiBH4(LiAlH4と共に有機合成などでよく使われる還元剤の一つ)などいろいろあるが、単体では今ひとつ話題が無い。
1808(文化5)年にフランスのゲーリュサックとテナールが発見し、同じ年にイギリスのデービーが単離に成功した。
名前の由来は、原石の硼砂の英名 "borax" から。これはペルシャ語で「白い」を意味する "borak" を語源とする。
4 ベリリウム ‐ 5 硼素 ‐ 6 炭素