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秒 (時)

読み:びょう
外語:s: second
品詞:名詞,単位助数詞
2001/10/01 作成
2008/03/10 更新

cgs単位系MKS単位系MKSA単位系、ならびにSI単位系における、時刻・時間の単位。

現在は、セシウム133(133Cs)の基底状態の二つの超微細単位間の遷移放射の9,192,631,770倍の周期の継続時間、と定義されている。

この長さの定義は、1967(昭和42)年の第13回国際度量衡総会で決定したものである。

Beatでは、1.157cBeatに相当する。

SI単位系では、SI接頭語を付けることで微小または巨大な値を簡潔に表現できる。

以下は、SI的に可能性のありそうな単位である。実際には、その殆どは使用実績が無い。

  • ヨクト秒(ys) 10−24
  • ゼプト秒(zs) 10−21
  • アト秒(as) 10−18
  • フェムト秒(fs) 10−15
  • ピコ秒(ps) 10−12
  • ナノ秒(ns) 10−9
  • マイクロ秒(μs) 10−6
  • ミリ秒(ms) 10−3
  • センチ秒(cs) 10−2
  • デシ秒(ds) 10−1
  • (s) 100
  • デカ秒(das) 101
  • ヘクト秒(hs) 102
  • キロ秒(ks) 103
  • メガ秒(Ms) 106
  • ギガ秒(Gs) 109
  • テラ秒(Ts) 1012
  • ペタ秒(Ps) 1015
  • エクサ秒(Es) 1018
  • ゼタ秒(Zs) 1021
  • ヨタ秒(Ys) 1024

しかしヨタ秒などの単位は現実的でなく、このような単位を使ってもヨタ話と言われる。

小さい方は、秒の下は途中を飛ばして「ミリ秒」をよく使い、その下は「マイクロ秒」「ナノ秒」あたりまで、電子工学や物理学では普通に用いられている。但し、「ピコ秒」以下にもなると、素粒子物理学、超高速通信といった、ごく限られた世界でしか使われなくなる。

SI単位系としては、SI単位ではないが分、時、日、年、世紀などの単位の併用を認めている。

最初から現在の定義が決められたわけではない。ここに至るまでに幾多の変遷を経ている。

紀元前

そもそも、一日(視太陽日)を24等分して1時間と定義したのは、紀元前4000年頃の古代エジプトだった。

これを細分し、1時間を60分、1分を60秒としたのは、紀元前1900年頃の古代バビロニア文明である。

この時・分・秒については、約4000年後の現在においても現役である。

18世紀

基準は視太陽日であったが、この視太陽日は一定ではない。夏と冬で1分程異なる。

そこで18世紀のヨーロッパにおいて、1年間の視太陽日の長さを平均した長さとして「平均太陽日」が定義され、これが基準となった。これを24等分した時間が「1平均太陽時」であり、1平均太陽時の3600分の1が1秒である。

公転周期基準

平均太陽時という定義は、地球の自転速度を表わしたものである。

これが常に一定であることが前提となっているが、実際には地球の自転周期は一定ではない。月による潮汐で地球の自転速度は変化しており、また徐々に遅くなっていると言われている。

そこで1956(昭和31)年、地球の公転周期を元に秒を再定義した。曰く「1秒は1900年1月0日12時(暦表示)に対する太陽年の1/31,556,925.9747倍」と定義され、これが1960(昭和35)年の第11回国際度量衡総会で正式に採用された。

しかし、これでもまだ完全とは言えなかった。地球の公転は、観測によってしか決定できない曖昧なものだったからである。

原子時計基準

やがて原子時計が発明されると、原子時計を秒の定義とすることが決定される。

実際にこれが採用されたのは1967(昭和42)年の第13回国際度量衡総会で、これが現在の基準となっている。