生物の化学工場とも呼ばれる臓器の一つで、循環器系の実質臓器。
生まれておよそ一週間目頃に、誰もが経験する黄疸。これが肝臓の最初の自己主張であり、それ以降は自己主張をすることなく黙々と働き続ける。このため肝臓は「沈黙の臓器」と言われ痛みや症状が殆どでない。また再生能力も旺盛である。
その上肝臓は9割が悪くても1割が正常に機能していれば、GOTやGPTといった数値も上がってこない。また肝疾患もかなり悪化しないと疼痛などは出ず、少しばかりでは痛くならない。
つまり一度沈黙を始め、そして再び肝臓が叫びを上げる時、それは人体が大きな危機に直面したときに限られるということである。
肝臓には先天性の畸形、後天性の疾患含め、様々な病気が知られる。
先天的なものは概ね慢性で、慢性肝疾患と呼ばれる。ある日突然に罹患するような肝疾患は急性肝疾患と呼ばれる。
また肝臓はその構造的特徴から、肝細胞そのものだけでなく、胆道、胆嚢、門脈などの問題も肝臓病にカテゴライズできる。