気管支から細気管支、肺胞領域までの肺組織に発生した悪性腫瘍のこと。
症状に、次のようなものがある。
肺がんでの死に方は、ズバリ呼吸が出来なくなる「窒息死」である。
現在の日本では安楽死はできないので、徐々に肺が機能しなくなり、やがて窒息して死ぬまでの間、人工呼吸器の助けを得ながら、長期間にわたり延々と呼吸困難でもがき苦しみ続けることになる。
病気としてのがんで一番苦しいのは肺がんであるとされ、呼吸できなくなるという死の恐怖と、息苦しさが交差する。
肺がんの場合、肺自体には痛覚神経がないため、病変が肺のみの場合は疼痛を感じることはない。
がんが進行し、胸膜や胸壁への浸潤や神経圧迫、骨移転などが起こった場合に初めて痛みが生じる。つまり、肺がんは発見されたときには既に遅いということである。
実際に喫煙を初め、自覚症状が出る末期がんに至るまでには20〜30年程度という長い時間がかかる。そのため、喫煙者は自分だけはがんにならないと思いこむふしがある。
勿論そんな事はあるはずはなく、徐々に体は蝕まれてゆく。そして、やがて手遅れで発見(=肺がん)される。
尤も、その時の肺は既に真っ黒で、治療の施しようは無い。あとは死ぬのを待つだけである。