生物の排泄系のうちの泌尿器系に属す実質臓器。またホルモンを分泌する内分泌系にも属している。
人間の場合は左右に二つ、横隔膜の下で脊椎の両側左右にある。右腎臓の上には肝臓があるため、右腎は左腎より若干低い位置にある。
形状はそら豆形で、長さ12cm、幅6cm、厚さ3cm、重さ150g程度で、周囲は脂肪組織で固定されていて動かないようになっている。
腎臓には先天性の畸形、後天性の疾患含め、様々な病気が知られる。
先天的なものは概ね慢性で、慢性腎疾患と呼ばれる。ある日突然に罹患するような腎疾患は急性腎疾患と呼ばれる。
さて、腎臓の働きは尿を作ることである。血液を濾過して尿を作る。濾し取られた老廃物や余分な水分を体外に捨てるのが尿である。
従って、腎臓の働きが悪くなると、尿だけでなく血液にも異常がでる。このため、腎臓の検査の場合は、尿検査の他に血液検査も行なわれる。
腎臓は左右にあるが、充分以上の余力が存在する。腎臓は、一つだけでも充分な力を持っている。
もし片方の腎臓が先天的または後天的に衰えても、あるいは重篤な病態に伴い摘出手術をしたとしても、もう片方が代償できる。
片腎だから元の1/2の機能ということはない。余力があるため、残腎が健康であったなら、その腎臓は以前よりも多くの仕事を一つでこなす。片方でも元の0.7以上の力はあると考えられる。
やがて老化に伴い、仮に残った腎臓が0.6程度に力が衰えたとしても、必要充分な力である。健常人の0.2以上の力があれば透析は不要とされるため、生涯にわたり、透析導入の心配は殆ど無いと考えられる。残る腎臓を大切にすれば生活に支障はない。
しかしもし移植となれば、臓器提供者は数が少ないことから家族の腎臓を一つ貰うことになる(生体腎移植)可能性が高いので、家族も大事にするべきだろう。