臍帯(へその緒)の中を流れる血液のこと。胎児と胎盤を還流している血液で、つまり新生児末梢血液と同じである。
分娩後の胎盤は廃棄処分されるが、胎盤に残った臍帯血は採取される。
この血液中に含まれている造血幹細胞を移植して骨髄造血機能を再生させるのが、臍帯血細胞移植と呼ばれる治療法である。
一回で採取できる臍帯血はおよそ80ml程度と少量であるが、この中に含まれる造血幹細胞は極めて量が多くかつ増殖能力が高く、骨髄移植の際に摂取する骨髄液の1/2〜1/3の量で、移植に必要な細胞がまかなえる。
しかも臍帯血採取は簡単で危険は全くなく、提供者(母親と新生児)に対する負担が一切無いのもメリットである。