有機酸(カルボン酸)のうちジカルボン酸の一つで、炭素数2の飽和脂肪酸。飽和脂肪族ジカルボン酸。
なお、「蓚」の字が常用漢字から漏れたため、現在は「シュウ酸」と書くのが正しいとされている。
常温常圧では固体又は結晶性の粉末。
蓚酸はカルシウムの吸収を阻害するため、菠薐草の食べ過ぎは良く無いとされる。
蓚酸はカルボン酸でありながら、還元性を示す特殊な性質がある。同様の性質を持つカルボン酸に蟻酸があるが、還元性を示す理由は異なる。
蟻酸の場合、アルデヒド基がある。アルデヒド基は酸化されやすい性質があるが、酸化されやすい性質とはつまり電子を供給しやすい性質ということである。この時、供給された電子は他の物質が受け取ることになるが、受け取った物質は還元されることになる。つまり蟻酸は還元性があるということになる。
そして蓚酸であるが、蓚酸にはアルデヒド基はない。しかし構造上、容易に酸化され、2分子の二酸化炭素(CO2)と2個の水素イオン(H+)を与えることができる。つまり還元性を持っているということである。