通信用語の基礎知識 IPv4
戻る
参加者募集中

血液

辞書:科学用語の基礎知識 生物学編 (BBBIO)
読み:けつえき
外語:blood 英語 , Blut ドイツ語 , sang フランス語 , 血液 支那語(大陸・台湾) , sang/o エスペラント
品詞:名詞
2001/04/22 作成
2010/04/24 更新

動物の体液の一種で、体内を循環し、酸素や栄養などを体中に供給し、同時に細胞で作られる二酸化炭素などの老廃物を体内の所定の場所に運搬するための液体。

成人で、体重の約8%、およそ5リットル程度の血液を体内にたたえている。

酸素や栄養、不要物の循環の他、体温の調節、酸塩基平衡の維持(pH7.4前後)、免疫などの機能を有している。

全血液量の20%を急激に失うと「出血性ショック」を起こし、30%以上を急激に失うと生命に危険が及ぶ。つまり、成人で1リットルを急に失うと出血性ショックとなり、1.5リットルを失うと生命が危険となる計算になる。

成分

血液は液体成分の血漿と、有形成分の細胞が、約半々で含まれている。

血漿は50〜60%で血清とフィブリノゲンである。細胞成分は40〜50%で、そのうちの約1%が白血球血小板、残りが赤血球である。

血液の細胞成分は骨髄で作られる。全ての細胞成分の元となる細胞を多能性造血幹細胞という。赤血球/白血球/血小板は機能が大きく異なるが元は全て一種類の幹細胞なのである。

血液型

赤血球白血球血小板上の表面上の抗原性の違いを「血液型」という。

一般には、赤血球の表面上の抗原性の違いによるABO式血液型が有名だが、血液型の種類はそれに留まらない。代表的なもので20種、発見されているものは300種とも500種とも言われる。

血液循環

体内を血液が巡ることを「血液循環」という。

心臓から拍出された血液が体を巡り、再び心臓に戻る。これは、どのような動物でも概ね同じである。但し、高等動物と下等動物では血の巡り方が違う。

高等動物は閉鎖血管系といい、血液は血管を流れる。血管から血液が漏れる(出血)と大事である。

対して下等な動物は、血液は血管ではなく組織の間隙を巡っており、血管が無い。これを開放血管系という。

骨髄

血液中の細胞骨髄で作られる。その細胞の元となるのが造血幹細胞である。

造血幹細胞が白血球、赤血球、血小板などに姿を変え、これがやがて体を巡るようになる。

太古の海

血液など体液は、動物がから陸に上がった際、体の機構を大きく変えずに済むよう「体の中に海を保つ必要」から生まれたものである。このため、自ずと太古の海に近い成分組成となっている。陸上動物は体の中に太古の海を湛えている。

現在の海の塩分は3%程度であるが、生物の血中塩分は0.9%程度である。したがって、生物が陸に上がり始めた頃の海は、今よりも塩分濃度が低かったことが分かる。

太古の海から、時代を経るごとに海水の塩分濃度が高まったのは、陸上にある塩化ナトリウム等の塩が海へと流れたためである。

用語の所属

体液

関連する用語

心臓
血管
出血
人工血液
血液脳関門
血液尿関門

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.01c (3-Aug-2016)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club