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観測可能な宇宙

辞書:科学用語の基礎知識 天文学編 (UAST)
読み:かんそくかのうなうちゅう
品詞:名詞
2013/03/15 作成

地球から観測できる範囲の宇宙のこと。

宇宙は、光速を超える速度で膨張している。

原理的に、地球から、宇宙の年齢×光速度を超える範囲を観測することはできない。光速度は有限だからである。つまりこれが、観測可能な宇宙の広さである。

観測可能な宇宙内に存在する全原子数は、一説では1079〜81個とされている。

範囲

宇宙の範囲は有限だが、このように観測可能な範囲は物理的に制限されている。

更に、現在の観測技術では「宇宙の晴れ上がり」より前を見ることは出来ないので、観測できる範囲は宇宙の年齢×光速度よりも少し狭い範囲となる。

こうして原理的に観測可能な範囲の限界を「粒子的地平面」といい、地球からの距離は約470億光年である。この距離を「共動距離」(comoving distance)という。

粒子的地平面

粒子的地平面は現在、光速の約3.5倍の速度で地球より遠ざかっており、つまり光速の約3.5倍速で宇宙は膨張している。かつてはもっと速く膨張しており、膨張速度は徐々に遅くなっているようである。

実際に粒子的地平面が観測できた場合、見えるのは宇宙が晴れ上がったときの姿であり、具体的には温度3K(−270℃)のマイクロ波であると考えられている。但し現在は粒子的地平面は観測できておらず、観測された最遠の銀河でも、粒子的地平面より遥かに手前である。

用語の所属
宇宙
関連する用語
事象の地平面

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