16族(古い族名で6B族)の酸素族に属する典型非金属元素。
酸素原子は、空気中に酸素分子(O2)として約19%含まれる他、海洋などに水(H2O)として大量に存在し、地球上では最も多い元素である。
生命の維持には必要不可欠。多くの物質と化合物を生成するが、これらは酸化物と呼ばれる。酸素は強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質と反応することで火災や爆発を起こす危険がある。
酸素分子の室温での密度は1.429g/l(気体時)。
太古の昔の生物にとっては、酸素は基本的に毒であり危険なものだった。しかし植物が酸素分子を大量生産しだしてから、酸素に耐性のない生物(嫌気性菌)は減り、酸素に耐性のある生物(好気性菌)が生き残るようになって現在に至る。
そしてまた、酸素を用いない化学反応より酸素を用いた化学反応のほうがより多くのエネルギーが得られるので、生物は巨大化でき、そして様々な環境に適応できる機能を備えられるように進化した。
人間を始め現在の多くの生物が酸素を必要とするのはそのためだが、しかし現在の生物でも、酸素の吸いすぎは相変わらず毒であり、濃度の高い酸素を長時間吸えば死に致る。
1774(安永3)年にイギリスの
一説によるとスウェーデンの
名前の由来はギリシャ語で「酸を作るもの」、oxys(οξυς = 酸)をgeinomai(γεινομαι = 作る)から。