物理学でよく使われるエネルギーの単位で、1Vの電場で加速された1個の電子が持つエネルギーを1とする。記号はeV。1eV=1.60217733/1019J。
波長λをnm単位、EをeV単位で表わすと、E=1240/λの関係がある。すなわち可視光線の光子は1.6〜3.2eVのエネルギーを持つことになる。
電気製品に多用されている発光ダイオード(LED)が僅か数ボルトの電圧で発光するのは、このような理由による。
この単位は、X線より高エネルギー(短波長)の電磁波のエネルギーを表わすときによく使われている。
また、量子論などにおいては、素粒子の質量をeVで表わしたり、あるいは温度を表わすのに用いたりする。