名前が似ているので、星占いに使われる「黄道十二宮」と混同されがちだが、区別すべきものである。
古代オリエントの時代に黄道十二宮が作られ、その各宮を象徴するものとして各宮の星座が作られたと考えられている。のちにギリシャ時代に神話と結びつけられ、おおよそ現在の形になっている。
黄道十二宮が一定の幅を持つのに対し、明るい星をつなげて作った星座の大きさはまちまちである。すなわち、黄道十二星座の成立時から、黄道十二宮と完全に対応していたわけではない。
また、現在の星座境界線を基準にして、へびつかい座を入れて13星座だと主張する向きもある。
へびつかい座を黄道が通ることについては、歳差運動のためという誤解がある。しかし、各星と黄道の位置関係は歳差運動の影響を受けないので、黄道十二星座が成立した頃とほとんど変わっていない。
この点では、星座の境界線を設定する上で、国際天文学連合の配慮が足りなかったというべきであろう。