ワンショットタイマーICの一つで、最も有名なもの。高精度タイマーICとして開発されたもので、発信回路にも使える。
ICは2つの電圧比較器(コンパレータ)、RSフリップフロップ(RSFF)、放電用トランジスタで構成されるだけのシンプルなものである。
コンパレータ1のマイナス端子はICのトリガ端子(TRIGGER)、コンパレータ2のプラス端子はICのスレッショルド端子(THRESHOLD)に接続されており、入力された電源電圧(VCC)はコンパレータ1のプラス端子に1/3の電圧、コンパレータ2のマイナス端子に2/3の電圧が掛けられる。
そして、トリガ端子(TRIGGER)が電源電圧の1/3以下だとフリップフロップ(RSFF)のS端子がHレベルになりFFがセット状態となる。対してスレッショルド端子(THRESHOLD)が電源電圧の2/3以上になると、FFのR端子がHレベルになりFFがリセット状態になる。
通常は、VCC‐抵抗‐スレッショルド端子‐コンデンサ‐GND、VCC‐トリガ端子‐スイッチ等‐GND、そして放電端子(DISCHARGE)とスレッショルド端子を接続して用いる。こうして、スレッショルド端子に繋がる抵抗とコンデンサの容量に応じた時間、出力端子(OUTPUT)を制御できる回路が完成する。
タイマーの時間は、t=1.1CR(t=秒; C=コンデンサ容量F; R=抵抗値Ω)で求めることが出来る。