Cyrixの開発したIntel互換マイクロプロセッサのひとつ。開発コードネームは "M2"。同社のCPU "6x86" をMMX対応にしたもの。
時期的にはPentium Ⅱに対抗するプロセッサだが、形状はSocket 7、つまりPentiumと互換がある。ダイサイズ198平方mmの中に650万トランジスタを集積し、MMX Pentiumと同じく0.35μmプロセスの5層基板で作られている。形状はセラミックパッケージのSPGAで、MMX Pentiumと同じデュアルヴォルテージ仕様となっている。
MMX命令はMMX Pentiumなどと同様に1命令のみ発行でき、2命令発行できるPentium Ⅱより処理能力的に劣る。但しこれは、その当時、まだ利用の少なかったこのような機能よりも "一般的なアプリケーション" の高速化を目指すという設計コンセプトのためである。
また、Intelのライセンスを受けてMMX機能を実装した当時のAMDと違い、機能を独自解析により実装している。互換性などの危惧される点もあって6x86MXにとってMMX機能は得意分野とは言えなかった。