質量分析計におけるイオン化法の一種。エレクトロスプレーイオン化法とも言う。
サンプル溶液が流出するキャピラリーに数千ボルトの電圧を掛け、これに窒素気流を作用させることで溶液は霧状となり、それにより溶媒が気化しサンプルはイオンとなる。
イオン化法としては最もソフト(サンプル分子が分解されにくい)方法で、また多価イオン([M+nH]n+)が生成するのも特徴。
溶液を用いることからHPLCと接続したLC/MSで利用しやすく、また多価イオンができることとソフトであることから分子量の大きい蛋白質の分析に良く用いられる。またどのような分析計とも相性が良いのも特徴。
この方法を発明したジョン・フェン博士はこの功績によって2002(平成14)年、ノーベル化学賞を受賞した。