ヒト免疫不全ウイルス-2。
HIV-2も、HIV-1と同様にサルのエイズウイルス(SIV)がヒトに感染し、発生したとする。
研究によると、スーティーマンガベイ(Sooty mangabey)という猿のサル免疫不全ウイルスSIVsmに感染したスーティーマンガベイを人間が獲って食べたことで人間に感染し、やがてHIV-2が誕生したと考えられている。
HIV-2は、CD4数の減少や日和見感染など、HIV-1と同様の症状を引き起こす。しかしHIV-1よりは進行が遅く、また性交感染や母子感染の率は低いとされる。そのためHIV-2感染には地域性がある。
HIV-2が初めて報告されたのは1986(昭和61)年の初めで、臨床的にはエイズながら、血中からHIV-1が検出されなかったポルトガル在住の西アフリカ人から同定された。しかし実際にはそれ以前から存在していたと考えられている。