MSXパソコンの主要機能を持つカスタムCPU製品。東芝の製品が多い。
周辺機能のみでCPUを含まない製品にMSX Systemがある。
このLSIがなければ、PSG、8255、その周辺の74シリーズなどは自前で調達し基板に実装せねばならないが、これは基板面積も金銭的コストも掛かる。
MSXの場合、CMTインターフェイスやジョイスティックポートはPSGで、キーボードインターフェイスやプリンタポートは8255で処理されるが、これらの機能がまとめて1チップになれば、それだけ安価になる、という理屈である。
MSX各機種用に製品が用意されている。
一部情報ソースでは「T7775」という名も見られるが、存在は確認できていない。
MSX2+/MSXturboRで採用されたMSX-Engineである。
松下電器のMSX2+ではT9769B、MSXturboRや三洋のMSX2+であるPHC-70FD(WAVY70FD)、PHC-70FD2(WAVY70FD2)ではT9769Cが使われている。またMSXturboRでは、T9769Cに加えてバスコントローラS1990を併用している。
Z80 CPU、PPI、RTC、PSGを搭載している。VDP以外の主要機能の殆どがワンチップ化されている。
パッケージは144ピンQFP。
BとCの仕様の差などは定かではない。MSXturboRでR800使用中は、内部のZ80を停止させる機能がT9769Cには盛り込まれているようである。