IBMのPOWERアーキテクチャをベースに、IBM、Motorola、Apple Computerの3社が合同で開発したパソコン用RISCマイクロプロセッサ。アドレスバス64ビット、データバス32ビットで、32ビットスーパースケーラ構造のRISC。1991(平成3)年に発表され、翌1992(平成4)年に最初の製品 "PowerPC 601" がリリースされた。
登場当初は、PowerPCを搭載し、Mac OS、Windows NT、AIX(IBM UNIX)等の複数のOSが動作するPReP(PowerPC Reference Platform)アーキテクチャマシンのリリースが計画されていたが、Apple Computerの互換機に対する圧力強化による計画の破綻、Windows NT 4.0からのPowerPCサポートの中止などの追い打ちの影響により、事実上Macintosh専用となった。
型番に、601、603、603e、604、604e、620、740、750(G3)、7400(G4)、7500(G5)、7600(G6)などがある。G4からは "AltiVec" というMMXのような機能が搭載された。コントローラー用途用にIBMと三菱が401、403、602といった特殊なタイプも作っている。
このCPUを用いているApple Computerは後に、型番を出さずG3・G4・G5のような名前を用いるようになった。それぞれ、G1=PowerPC 601/8xx/5xx、G2=PowerPC 603/603e/604/82xx/5xxx、G3=PowerPC 750/740/83xx、G4=PowerPC 7400/8400、G5=PowerPC 950/970、となる。