RDRAM

読み:アーディーラム
外語:RDRAM: Rambus DRAM 英語
品詞:商品名

米Rambus(ランバス)社により開発された高速DRAMの名。Rambusチャンネルと呼ばれる独自のバスアーキテクチャーとアクセス方式を使ったクロック同期式のDRAMのことで、これにより高速なDRAMへのアクセスを可能とする。

目次

大きく、次の三種類がある。

特徴

通常のBase RDRAMはバス幅が8ビットと狭いが、最大クロック300MHzで動作し、クロックの立ち上がりと立ち下がりでアクセスが可能なため、実質600MHz動作でアクセス可能。しかし仕様上ランダムアクセス時には普通のDRAMより低速になる。転送速度は最大600Mバイト/秒(518Mバイト/cBeat)。

バス幅を16ビットに拡張し、クロックを400MHzにアップしたDirect RDRAM(DRDRAM)の転送速度は1.6Gバイト/秒(1Gバイト/cBeat)程度である。

その中間に、周波数が700MHzでデータ幅が8ビットのConcurrent RDRAMがあり、転送速度は700Mバイト/秒(605Mバイト/cBeat)程度である。

最大で2nsという超高速アクセスも可能だが、システム全体をRambus仕様に変更する必要がある。

パソコンでは2000(平成12)年を目処に普及をめざす予定となっていたが、Intelのチップセットi820遅延の影響やRambusが高いライセンス料を要求するなどしたため、パソコンでの普及はかなり遅れていた。そうしているうちに対抗規格のDDR SDRAMが登場し、ついにパソコン向けのメモリーとしては滅び去った。

一方、組み込み用途やサーバー向けではそのメモリー帯域幅の広さを買われ、広く普及している。

実際に使われている例としては、任天堂のゲーム機NINTENDO64でConcurrent RDRAMが、ソニーのPlayStation2ではDirect RDRAMが採用されている。

関連するリンク
Rambus Online
技術の所属
DRAM
該当する技術
Direct RDRAM
RIMM
採用製品や企業
任天堂
NINTENDO64
ソニーコンピュータエンターテイメント
PlayStation2
関連する技術
XDR DRAM
帯域幅
バス
アーキテクチャー

コメントなどを投稿するフォームは、日本語対応時のみ表示されます


KisoDic通信用語の基礎知識検索システム WDIC Explorer Version 7.04a (27-May-2022)
Search System : Copyright © Mirai corporation
Dictionary : Copyright © WDIC Creators club