通信用語の基礎知識 戻る
アスカネットワークサービス

SH-3

読み:エスエイチスリー
外語:SH-3
品詞:商品名,@部品
2007/05/23 作成
2007/05/24 更新

かつて日立製作所の半導体部門(現ルネサス テクノロジ)の開発した組み込み用32ビットRISCマイクロプロセッサコアの名で、SuperHシリーズの一つ。

マイクロプロセッサコアの処理性能は、クロック1MHzあたり1.3MIPSである。100MHz動作で130MIPS、133MHz動作で173MIPS、200MHz動作で260MIPSの処理速度を持つ。

なお、SH-3というのはあくまでもマイクロプロセッサコアの名であり、SH-3という製品はない。様々な周辺回路を実装しパッケージ化したものが実際の製品である。名称は二通りあり、SH7xxxというのがグループ名で、この中で仕様に応じてHD64x7xxxという型名が付けられ、製品として販売されている。

現在入手可能なものに、次のようなものがある。

  • SH7700シリーズ
    • SH7705 (100〜133MHz)
    • SH7706 (133MHz)
    • SH7709S (100〜200MHz)

Windows CEでもサポートされており、ジョルナダ680やカシオペアAシリーズなどで採用されている。

関連するシリーズは次のとおり。

仕様

  • 32ビット汎用レジスタ (16本、およびシャドウレジスタ8本)
  • 32ビット乗算器
  • 32ビットタイマ
  • ADコンバータ (10ビット×8チャネル)
  • DAコンバータ (8ビット×2チャネル)
  • DMAコントローラ
  • I/Oポート (8ビット×12本)
  • シリアルコミュニケーションインターフェイス
  • 割り込みコントローラ(INTC)
  • ウォッチドッグタイマ (WDT)
  • ユーザブレークコントローラ(UBC)
  • バスステートコントローラ(BSC) (ROM/SRAM/DRAM直結可能)
  • リアルタイムクロック(RTC)

基本的なアーキテクチャ

SH-3は、SH-1と同様に32ビットの汎用レジスタが16本あり、16ビット固定長の命令セットを使うことでコード効率を高めている。

SH-3からは、新たに特権モード/ユーザモードの動作モードに対応した。

命令はSH-2に対し、MMU制御命令、バレルシフト命令、プリフェッチ命令の計6種が追加され、68種となった。

新設されたDMULS.L/DMULU.L命令で、32×32→64の乗算が可能となった。